希望


こないだ早々と上半期ベストを決めまして


2006上半期ベストアルバム - unnatural groooove


そのフライングっぷりが目についたのか
http://www.arcryte.com/さまが紹介して下さり、
普段の何倍ものお客様がいらっしゃいました。
おそらくそんなひとたちの中から、今まで
見たことも聴いたこともなかったに違いない
NOWHEREを気に入って買ってくれた方が
何人かいたようです。嬉しい!ありがとうございます。


さて、その上半期ベストのときに僕は
「今月はもうCD買わない予定なので。」って
書いていました。実際そのつもりでした。
だから今日のこの一枚も買わないつもりでした。


先行シングルを聴いた時は凄くいいと思ったものの
その後あまりリピートすることはなく、
アルバムが出ると決まった時にもそれほど
気持ちは盛り上がらず、スルーの予定で。
でもやっぱり実際発売されてタワレコの試聴機に
入っていたら聴かずにはおれないわけですよ。


1曲目のシングルをスキップして2曲目。
かわいい!「うーん、いいなぁ...。」
3曲目。たのしい! Velvet Underground
「I’m Waiting For My Man」調のロック。
4曲目。ギターと唄のみのバラッド。いい。
いいんだけど、僕がこの人に求めてる
心臓を打ち抜かれるような衝撃はないな...。
8曲目。「竹田の子守唄」。この人が
日本語の曲を唄うのは初めて。好きな曲だし
期待していたのですが。「ないな...。」


ここでガクッとテンションが落ち、やっぱり
買わずに帰ろうという気持ちが強くなって
9曲目。Bjork?調なサウンドと曲。えー。
そして全く期待せずに聴いたラスト10曲目。


30秒後に僕はレジに並んでいました。
こみ上げてくる喜びを噛み締めながら。
いい!大好きだ!こんな曲が!やったー!


ほんとに何の変哲もないシンプルなR&R。
なのに凄くキラキラしていて、まぶしい。
今も聴いてるけどこのスコーンとした明るさに
涙が出そうになる。なんでかなと思って
歌詞カードを見てみた。

I’m walkin’ against the people
I’m always out of the line
わたしは人に逆らって歩く
わたしはいつも列からはみ出てる


今現在日本代表戦を見ているような人々には
全くピンと来ないかもしれないけれど。
そんな喧噪に居心地の悪さを感じている
あなたなら、わかってくれるはず。
僕? もう座右の銘にしたいくらいですよ。
これから生きていく中で大きな位置を占める
大切な曲のひとつになりそうです。


今日じっくり聴いていましたが他の曲、
特に試聴した時には引っかからなかった
5〜7曲目あたりもいいですよ。
でもやっぱり8曲目は微妙...。
これからどこかで試聴する人には
2,3,10曲目あたりをおすすめします。


というわけでこのアルバム、上半期の、
う〜ん...。6位くらいに入っちゃうかな。
それくらいよかったです。ぜひ。


girl it’s U
girl it’s U

girl it’s U
Lonely Buffalo Different Strokes by Different Folks Ecology Of Everyday Life 毎日の環境学 NIKKI(初回限定盤DVD付)
by G-Tools


詳しくはこちら
Crue-L Records