とてもフリーダムなもじゃもじゃ頭

http://www.nara-iff.jp/ja/pre-event/2009/02/09/3/


昨日は珍しく音楽以外のイベントに行きました。
地元奈良にあの有名な茂木健一郎氏がやってくる!
僕は去年くらいから読書の習慣がついたのですが
そのきっかけになったのは茂木氏の本でした。


TVで見かける時もたいがい自由だなと思うのですが
昨日のトークショーでもかなり炸裂してました。
ステージでねっころがっていたのには笑いました。


河瀬直美さんは同じ高校を卒業した先輩です。
山折哲雄さんは今まで知りませんでしたが
どちらもさすがで、とても濃いお話でした。


上映された「My Secret Sky」という映画も
スゴく良かったので、これからじわじわと
話題になっていくのではないでしょうか。


お三方もおっしゃっていましたが、
スクリーンで映画を見るというのはやはり
特別な体験ですね。もっと観に行こう。


茂木さんの本で最近のおすすめはこれ。
訳書ですけどこれを読んでから自分の
気の持ちようがだいぶ変わりました。


「脳にいいこと」だけをやりなさい!
茂木健一郎

「脳にいいこと」だけをやりなさい!
脳を活かす仕事術 「脳(あたま)」にいいこと全部やってみよう! 道元「禅」の言葉―ゆっくり読む、ゆっくり生きる (知的生きかた文庫) 魂は知っている―すべてが思い通りになる人生の法則 Liu Zi Jue: Six Sounds Approach to Qigong Breathing Exercises (Chinese Health Qigong)
by G-Tools


以下トークショー中に取ったメモから抜粋。
自分用だし長いのでたたみます。




・河瀬さんはクモの巣のようなひと。
ブッダは出家ではなく家出したんじゃないか。
ブッダの子「ラーフラ」は2度も捨てられて
 それでも最後はブッダの弟子になった。
・「ラーフラ」には「光を奪うもの」と
 「悪魔」という二つの意味がある。
・我々はみんな神の子である。キリストだけが
 特別なのではない。誰も特別ではない。
・受験に必死な親達は本当にあほ。
・規格外でいいじゃないか。規格外を認めない事で
 人間のダイナミックレンジが狭まっている。
・亡くなった人にどうやって思いを伝えるか。
 この世とあの世をなんとかして繋げたい。
 その気持ちが信仰であり祈りであり表現である。
・過去の事は既に死者の領域、あの世であり
 映画や音楽、写真などの作品は過去を偲ぶ手段。
 いわば「生前葬」のようなものである。
・「おくりびと」がアカデミー賞を受賞した際
 世界に認められる日本文化の発信だと評した
 毎日新聞は田舎新聞だ。
・死んだ人を向こうに送り届けようとする気持ちが
 現代の葬式には感じられない。
・未練を潔く捨てることが大事。
・映画で表現できるのは24時間365日世界中の
 ごくごくわずかな部分だけである。
 莫大な捨てられた部分をどれだけ想像させるか。
・分からない物事を分かる範囲に閉じ込めようとするな。
・あえて言う必要のないことがある。無記を貫け。
 人の欠点を指摘しなくていい。本人は分かっている。
 自分が大切にしている秘めた思いも言わなくていい。 
 言うことで満足してしまっては駄目だ。
・バリ島の人々は自分たちが文化の中心だと思っている。
 ここが文明の中心だとどこまで本気で思えるか。
・本当は凄いものを日常化、矮小化してしまっている。