佐野元春 & THE COYOTE BAND@神戸チキンジョージ

最初は一歩引いてみていた僕が最後にはみんなと一緒に
♪今夜も!愛を探して!!って大合唱していましたよ。
そんな風に人を巻き込んでいく力を持つ最高のバンド。
そして最高のオーディエンス。いやー行って良かった。


せっかく三宮まで行くんだからどっか行きたいな。
整理番号も70番台だから開場前に並びたいな。
仮病でも使って早退しようかな。と本気で考えて
「ちょっと寒気がするんですけど....」って
上司に言ってみました。


上着を貸してくれました。


....優しい上司で良かったです。


定時と同時にダッシュして開演10分前になんとか到着。
チキンジョージは前と同じ場所に戻ったんですよね?
なんせ10年ぶりくらいに行ったから記憶が....。
後ろの入り口付近まで人がいっぱいでしたが
どんどん前に詰めていくうちに真ん中ぐらいまで。


いざ登場!全く見えん(涙)
高桑さんは背が高いから少し見えたけれど
ほかのメンバーは一人も見えない。
興奮する周りのお客さんに全くついていけない。
みんな頭の上で手拍子するからよけい見えない。


そんなことで若干醒めつつあったんですが、
そこはあの歌声と鉄壁のサウンドですから、
体は正直に反応してしまうわけで。
このまま見えなくてもいっかな〜なんて。


3曲目か4曲目くらいでなんとか前の人たちの
頭の隙間から元春さんの顔が見え始めました。
うん、やっぱり顔が見えるのと見えないのとでは
感じ方が全く違う。こんなに近くで聴けるなんて。
佐野さんも何度か「見える?」って気にしてたけど
その度に「見えない!」って声が沢山飛んでた。
いくらなんでもありゃステージ低すぎ....。


ヒナギク月に照らされて」での深沼さんのギター!
バリバリに弾きまくる音にこの日最初の興奮。
何気に深沼さんも初生だったので感激しました。
顔は一度しか見えなかったけどね....。
GHEEEでリベンジ出来るのはいつかな〜。


「世界は誰の為に」強く背中を押してくれる歌詞。
やりたいようにやれよ。出来る。変われる。
そう信じることの何が可笑しいっていうんだ。


「コヨーテ、海へ」でようやくサングラスを外す。
その姿がスクリーンに。スクリーンあるんじゃん....。
この日一番の絶唱。凄い声だった。何となく昔から
80%くらいの力でクールに抑えめに歌う人という
イメージがあったのですが、ぶち壊されました。
渾身のシャウト。まっすぐな歌詞が突き刺さる。


曲も凄く好き。John Lennon「Imagine」や
Bob Dylan「Knockin' on Heaven's Door」。
そんな名曲中の名曲と並べてみたくなる。
the pillowsも今年のライブでカバーしてた曲。


現場ではそんなこと全く気がついていなかったけど
COYOTE」全曲を曲順もそのままに最後まで、
間に「星の下 路の上」のカップリング2曲だけを
挟んで一気に駆け抜けた本編があっという間に終了。


アンコールはびっくりするくらいの大盤振る舞い。
高校生のときに好きだった「ヤングブラッズ」を
まさか20年後に生で聴けるとは。ふわ〜。


「約束の橋」僕の中で重要な曲ではなかったのに、
イントロで本当に背中と足がしびれた。驚いた。
プチッと何かがはじけた。声を張り上げて歌った。

今までの君はまちがいじゃない
君のためなら橋を架けよう
これからの君はまちがいじゃない
君のためなら河を渡ろう


NOWHEREの「橋をわたる」を思い出していた。

泣きながら 祈りながら
どんな時も ただ そのままで歩いて


おそれないで 橋をわたろう
はなさないで つないだこの手を


僕が佐野元春に再会出来たのはNOWHEREが2006年に
「ロックンロールナイト」をカバーしたおかげ。
http://diary.tsukamotoakira.net/?day=20061108
これを読んですぐに「THE SUN」を聴いたんだ。
1曲目「月夜を往け」のイントロ。やられた。
「NOWHERE」と同じ響きで掻き鳴らされるギター。


塚本さんがこの曲を聴いていなければ今頃は、
なんて想像するととても恐ろしい。
でもこの日のライブを見て、今のNOWHEREが
THE COYOTE BANDと対バン出来るか、
対マン張れるか、と考えると正直無理だと思った。


塚本さんも今までは全く考えてなかったと思う。
これからはちょっと考えてくれると嬉しい。
4人になった新生NOWHEREは、きっといつか
THE COYOTE BANDと渡り合えるくらいの
とてつもなく強力でイカしたロックバンドになる。


ちょっと横道にそれましたが、結局のところは
世界で一番塚本晃とNOWHEREが大好きな僕でも
降参せざるを得ないライブだったということです。
来年の30周年ライブも楽しみに待っています。


セットリスト


01.星の下 路の上
02.荒地の何処かで
03.君が気高い孤独なら
04.ヒナギク月に照らされて
05.裸の瞳
06.折れた翼
07.呼吸
08.ラジオ・デイズ
09.Us
10.夜空の果てまで
11.壊れた振り子
12.世界は誰の為に
13.コヨーテ、海へ
14.黄金色の天使


アンコール1
15.僕は大人になった
16.ヤングブラッズ
17.ダウンタウンボーイ


アンコール2
18.約束の橋
19.アンジェリーナ


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