WE HAVE A THEME SONG

先日のNOWHEREワンマンライブに
ついて書いたダイアリーの中で、
"今の彼らのテーマソング「NOWHERE」"
と書きました。それについて、
「テーマソングなの?」という疑問を
とある方から戴きました。
お返事の一部をここにも。


「NOWHERE」がテーマソングと書いたのは
単純にバンド名である、 アルバムタイトルが
この曲の歌詞から取られている、という
事実からだけではなく、あの日のライブで
「砂の煙突」に続いて演奏された時、
「うん、これこそがNOWHEREだ!」
と思ったからなんです。


イントロのカラッと乾いたギターストローク
何の変哲もないシンプルな8ビートなのに
グイグイとドライブしてサビで広がる景色。
物凄くポジティブ。


そんな曲調に乗っかって唄われる言葉は


血 失望 偶然 したり顔 狂気 正気
自由 欲望 秘密 子供たち 笑顔 飢えた魚 
暗闇 鼓動 静寂 正義 感情 諦め 敗北
記憶 亡骸 約束 空虚 残酷 真実


僕もすべては理解出来ないし客観的になんて
全然聴けないけれど、 これこそ塚本晃だと思うし、
この3人でしか描けない世界だと思います。
この曲だけではなくアルバムの全ての曲がそうですが。


一回聴いただけで何を唄っているのか
小学生でも理解出来る歌詞と、
一回聴いただけで覚えられる単純な
メロディーが求められる日本の音楽業界では
招かれざる存在かもしれないけれども、
このアルバムを必要としているのに
出会えていないひとはまだまだ日本中に
たーくさんいると思っています。


ここをきっかけとして彼らに出会える人が
一人でもいれば幸せです。


このアルバムタイトルについて塚本晃氏本人も
日記の中で書いてくれています。
http://diary.tsukamotoakira.net/?eid=445960
こっちを読んでもらった方が早いかも。
曲についてこんなに語ってくれるなんて貴重ですね。