天才！天才！また天才！

永野亮さんを除いて初めて生で見る人ばかり。
チケットを買った時には決まっていなかった
Opening Act、PoPoyans。驚いた。
今自分の中で一番旬な人たちですから。
これはもう運命としか(ry

「どのアーティストを見に来ましたか」と
入場時に聞かれてPoPoyansと答えた人は
僕以外にどのくらいいたのでしょうか。
最初は明らかにアウェイな空気でしたが、
MCで和ませつつ徐々に自分たちの世界へ
その凛とした唄声で気持ちを吸い込んでいく。

cheruさんの声の響きにまずやられました。
音楽に選ばれた人だけが出せるあの
気が遠くなりそうなくらい幽玄な響き。
あぁ、この人は本物だなぁと思いました。

あそこまでずーっと笑顔なのも凄いです。
嬉しくなくても笑顔、いいことがなくても
ラッキーデイ、というのは僕も最近
心がけていることなのですが、本当にそれを
強い意志で実行している人なんだろうな。

nonchanさんも透き通る高音がよいです。
どこまでも突き抜けていきそうな声。
あんなキャラだとは思ってませんでしたがw
cheruさんだけだと遠くへ行ってしまって
伝わらなくなりそうな所を絶妙なバランスで
現実世界に引き止める役目、とでも言うか。

翌日のカフェライブにも心惹かれましたが、
直接声をかけるのが恥ずかしかったのでw
やめときました。ちょっと後悔しています。

音源はちょろっと聴いていましたがあまり
ピンと来ていませんでした。どんな感じか
あまり予想もつかず、期待もさほどせず。
ところがどっこい。

足下におびただしい数のエフェクターを並べ
椅子に座り靴を脱いでそれらを忙しく操り
うつむいてギターを弾く真ん中の彼。
最初はその姿に軽くひきました。

最初の一音でぶっ飛ばされました。
いい意味で所謂マイブラーなんだけど
単なるコピーとかフォロアーではなくて
どこにもない自分だけの音をその場で
発明しようとしているかのような
真の意味でのオリジナリティー。

他のメンバーもよかったです。
ちゃんと弾き語りでも成立するいい唄。
ぐいぐいとドライブするベース。
でかい体ででかい音を出すドラム。

「今日の4組の中で1枚だけCD買うなら？」
そう友達に聞かれたとき、あまり迷わずに
「sleepy.ab」と答えました。
この日最大の発見と言ってもいいかも。
と言っても平均点が異常にに高い対バンで
4組とも95点以上だったので、そのなかで
あえて一組選ぶとするならば、ですけどね。

この人も音源はちょろっとしか聴いておらず
好きでもなく嫌いでもなく....という印象。
わりとエレクトロニカな方面なのかなと。
ところがどっこい。

メンバーがそれぞれ色ーんな楽器を
あれやこれやと慌ただしく操る。
ウクレレ、ピアニカ、鉄琴、アコーディオン、
よく分からない謎の打楽器や鳴りものなど。

その中でトクマルさんは飄々とアコギを
ものすごい勢いでかき鳴らしている。
あんな左手の動きをする人初めて見た。
口あんぐりで目が釘付けになりました。
MCが挙動不審な感じで面白かったです。

sleepy.abの山内さん。そしてトクマルさん。
エレキギターとアコースティックギター。
日本どころか世界でも、ここまで凄い人は
そうそういないんじゃないかと思うほどの
天才的なギタリストを2人も発見しました。

さすがにここまでの3組があまりにも
サプライズ続きだったので、疲労もあってか
そこまで驚くことはなかったです。
でもやっぱり一番耳や肌にしっくりくる。
いい意味で自分が好きなロックバンドの
フォーマットに一番近いというか。

よく考えると全然普通じゃないですけどね。
オッシーのキーボードとか。超スペーシー。
顔は思っていたより普通に男前でしたね。

友人一押しの内垣さん。足に目が釘付けw
あと顔も。この日一番表情が豊かな人でした。
新曲2曲がどちらもよかったです。

そんなこんなで最初は初生APOGEE目当てで
チケットを取ったイベントでしたが、
他の3組もそれぞれに素晴らしくて
充実感いっぱいのお得なライブでした。

一緒に過ごしてくれたお二人に感謝。
こんな組み合わせのライブに来てても
なぜかHEAVENの話w　と野球の話w。
またどうぞよろしくお願いします。

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sleepy.ab 成山剛田中一志


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