完璧なPOPにひと耳惚れ - unnatural groooove

あれは3/20春分の日、お墓参りに向かう車の中。
DJが紹介したゲストは全く興味の持てない、
昔からどちらかというと嫌いなアイドル。
いつもならFM802に切り替えるところなのですが、
そのときは何となくそのまま聴いていました。

どんよりした空から一筋の光が差し込むように、
キラキラとまぶしく輝く電子音がピコピコピコピコ。
ブレイクの後一斉に鳴り始めるリズムの洪水。
そこに乗っかる声は確かに聞き覚えがあるけど
耳障りだった昔の曲とは全く違うスムースさ。

そしてその声にかかったエフェクトでピンと来ました。
これが例の中田ヤスタカ氏と組んだ曲か。
完璧じゃないか。めちゃめちゃかっこいいじゃないか。

ということでさっそく翌日にアルバムを。
まさかこの人のアルバムを聴く日がやってこようとは。

もう一曲のヤスタカ曲「SUPER MUSIC MAKER」もよいっ。
RAM RIDERのカバー2曲も見事にはまっている。
大人っぽい「Bitter…」なんかもう極上のクオリティ。

前半に固まったダンストラックの統一感とはまた違う
バラエティに富んだ後半も面白い。

しのはらともえやふかわりょうの音職人っぷり。
YOU THE ROCK★のええ声、ええノリ。
ホフディランはそのまんまいつものホフディランｗ
最近YO-KINGの声や曲に1mmも感動しなくなった僕を
じーんとさせるまっすぐでけなげなうたいっぷり。

最後のボーナストラック「if」がこれまた何の変哲もない、
ただただいい曲。「FREE FREE」とは対極の完璧なPOP。

何日かこればっかり聴いてて、ついにはDVDまで。
そこでまたもやとんでもない衝撃が。

前のアルバムからのPVも3曲入ったDVD。
1曲目、Buffalo Daughter。！！！！

Ami Suzuki joins Buffalo Daughter - O.K. Funky God　

中期フィッシュマンズを思わせる軽快なダブｘファンク。
クラクラするくらいどストライク。
こんなのを鈴木亜美のシングルとして出してたのか！？
びっくりするわぁ。無謀にもほどがあるｗ
しかもZAKのダブリミックス入りって！やりすぎｗ

キリンジが書いた「それもきっとしあわせ」も
じんわりと胸を打つキリンジらしい極上のPOPS。
Buffalo Daughterとキリンジを改めてちゃんと
聴き直さないといかんなーと思いましたよ。

「FREE FREE」のPV。PVも完璧。もうこの頃になると
鈴木亜美が最高にかわいく見えてきました。足綺麗。

こうなってくるともう止まらず、次は前のアルバム。

詳しくは
→CONNETTA - Wikipedia
こちらを見ていただきたいのですが、アルバム曲では
カジヒデキ
 SCOOBIE DO
上田ケンジ
 NORTHERN BRIGHT
つじあやの
というこれまた何とも面白いメンツが参加。

スクービーは完全にいつも通りのスクービーの音で
ボーカルだけ鈴木亜美なのでさすがに違和感がｗ
でもその音が格好良すぎるので全然問題なし。

ウエケン氏の曲がね、「One Life」や「スケアクロウ」みたいな
UKロック色濃いめのthe pillows曲に近い、いい曲なんですよ。
次のNORTHERN BRIGHTもバンド自体そんな感じだから
この2曲がアルバムのちょうど真ん中に並んでいる所が◎。

どうやらこのアルバムを作り始めたところで覚醒したらしく、
悪い意味でavex臭全開な覚醒前のシングル曲がちとキツい。
それを差し引いても充分価値のある良いアルバムでした。

てなわけで長々とグダグダと書いてしまいましたが、
僕と同じように「鈴木あみ」が嫌いだったり全く興味が
なかったりした人も、今の「鈴木亜美」、是非チェックを。

特にPerfumeのアルバムを心待ちにして楽しみで楽しみで
しょうがない人であれば、「DOLCE」はこの上ない前菜です。
Perfumeに興味のないロック好き（笑）な人でも、
きっと気に入る曲があると思いますよ。

→はてなブックマーク - hirameeのブックマーク
こちらに過去のインタビュー記事へのリンクあります。