小林太郎@心斎橋BIGCAT 7/20


ハローハロー
ハローハロー
ハローハロー
ハローハロー



FM802主催の無料招待イベント。中高生多し。
生まれて初めてライブを観る子も多かったはず。
ラジオ受けする軽快で耳に心地いい「ロック(笑)」に
文字通り黄色い声でキャッキャと喜んでいる。


そこに表れた太郎くんは日焼けして髭を生やして
前髪を上げて、白いタンクトップに白いジャケット。
EXILEに混じってもバレないw なぜこんなことに....。


ひとしきりお客さんを煽ってから、「ドラグスタ」。
重い重い、どす黒い、暴力的なリフ。固い。痛い。
「リバース」も同じ。音に打ちのめされる快感。
この日ロックに目覚めた少年少女たちは幸せだ。


新曲は美しいバラード。きっとカタカナ。
「ハローハロー」と繰り返す声はなぜか、
もう二度と会えない人に呼びかけるかのよう。


「美紗子ちゃん」を超える曲がキタ!って
喜びながら「安田さん」でブンブンヘッド。


その「美紗子ちゃん」を歌い始めた第一声。
とんでもなかった。これまでも毎回
そこのところでググっと来ていたのだけれど。
広い広い会場、若い若い客層が、固唾をのんで
じっと聴き入っている様子にもグッと来た。


この曲を歌っている姿を見るといつも
消えてしまいそうな透明感を感じる。


ちょうど今日リクオさんがラキタくんについて
「この世にいながらあの世に通じているような感覚」
という表現をしていた。あ、それだ、と思った。


今読んでいる「すばらしいフィッシュマンズの本」で
複数の人が佐藤くんについて「幽霊みたいだった」
という表現をしていた。腑に落ちた。


また詳しく書きたいのだけれど、そんな感覚を
自分が好きなミュージシャンに感じることが多い。
「美紗子ちゃん」を歌っているときの太郎くんは
まさにそんな感じ。魂持っていかれる。


自分もそんな風に、あの世とこの世の境目を漂って
浮世から離れて生きてたいなあ。DAY DREAM。


これまで大阪ライブは皆勤賞だったけれど
次回のサマーソニックは残念ながら断念。
12月のワンマンまでにまた観られるかな。



1.ドラグスタ
2.リバース
3.サナギ(新曲)
4.安田さん
5.美紗子ちゃん



Orkonpood

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公式版 すばらしいフィッシュマンズの本(DVD付) (STUDIO VOICE BOOKS)

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